名前探しの放課後(上)

名前探しの放課後(上)

名前探しの放課後(下)

名前探しの放課後(下)

今朝(?)1時半に起きてしまったので、一気に読んでしまった。
これはぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)を読んでから読んだ方が絶対いい!
最後にやられた!と思ってしまった。
以下、少々ネタバレ。


主人公が突然3ヶ月前にタイムスリップしてしまうという設定で始まるのだが、途中、うまく行き過ぎててミステリーとしては面白みに欠けるなあなんて思っていた。
いえ、人物描写とか丁寧で素晴らしかったんですよ。だけど、私の中で彼女はミステリー作家さんなので。

が、下巻の十章でうおっと思った。こう来たかと。
それで、エピローグでさらにおおっ!とびっくりした。タイムスリップの謎も解けたし、個人的にかなり嬉しい展開ではあった。
あの子たち好きだったので。こんな風に成長したんだと。ちゃんと絆が繋がっているところも嬉しかった。ついついメジャースプーンを読み直してしまった。
読み終えた後に題名を改めてじっくり見ると、そう言う意味*1も含まれてるのかと、伏線の貼り方に感動した。


読んだ人と熱く語り合いたい気分になりました。

*1:彼らの名前が最後まで伏せられていたところとか。特に椿