■
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 68回
- この商品を含むブログ (91件) を見る
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (88件) を見る
今朝(?)1時半に起きてしまったので、一気に読んでしまった。
これはぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)を読んでから読んだ方が絶対いい!
最後にやられた!と思ってしまった。
以下、少々ネタバレ。
主人公が突然3ヶ月前にタイムスリップしてしまうという設定で始まるのだが、途中、うまく行き過ぎててミステリーとしては面白みに欠けるなあなんて思っていた。
いえ、人物描写とか丁寧で素晴らしかったんですよ。だけど、私の中で彼女はミステリー作家さんなので。
が、下巻の十章でうおっと思った。こう来たかと。
それで、エピローグでさらにおおっ!とびっくりした。タイムスリップの謎も解けたし、個人的にかなり嬉しい展開ではあった。
あの子たち好きだったので。こんな風に成長したんだと。ちゃんと絆が繋がっているところも嬉しかった。ついついメジャースプーンを読み直してしまった。
読み終えた後に題名を改めてじっくり見ると、そう言う意味*1も含まれてるのかと、伏線の貼り方に感動した。
読んだ人と熱く語り合いたい気分になりました。
*1:彼らの名前が最後まで伏せられていたところとか。特に椿