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名探偵の掟

かなり面白かった。推理小説の主人公がふと読者の視点に立って、「こんなことありえないだろ」とか言い出すので。
いろいろな話のパターンが出てきて、それぞれのご都合主義なところとか、動機に無理があるとか、主人公が言っていた。基本はエッセイなんだろうけど、変わった形式ですごく楽しめた。

手紙 (文春文庫)

強盗殺人犯の家族の話。家族が受ける差別を知ることも、犯人の償いの一つというような文が出てくるのだが、かなり衝撃を受けた。
なぜ人を殺してはいけないのか、という問題にずばっと切り込んでいるところがすごい。

放課後 (講談社文庫)

これがデビュー作なんだっけ？
よくできたミステリーだった。なぜ密室を作らなければいけないのかという動機もしっかりしていた。