西の善き魔女

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

アニメを見てたら、急にまた読みたくなったので、買った。(昔持っていたが、引越しの際かなにかで売リ払ってしまった)
こういう風にまた読みたくなる物は買っておいた方が良い。
この小説は最後まで読むとSFなのだが、最初はファンタジーで、2巻はなぜか学園もので、と展開が大幅に動く。
空色勾玉などと比べると、何でもあり感が強いが、それでもしっかり設定は練られていて、読み応えがあると思う。
実は外伝が本編の続きになっているので、外伝まで読まないと終わらない。結局8巻という量。
主人公のフィリエルがとにかく前向きで、好感度が高い。幼なじみのルーンが、また今までに無い感じのヒーロー(死語?)で、研究に没頭する変わり者。
その組み合わせがなんとも新鮮だった。


ついでに図書館で空色勾玉、白鳥異伝も借り、懐かしく思いながら読んでみた。
やっぱり好きだなあ、荻原規子さん。
なんだか読んでいて気持ちが若返る感じがする。