推理小説

推理小説 (河出文庫)

推理小説 (河出文庫)

テレビドラマで話題になっていたが、ドラマは見ずに原作を読んでみた。
あきらかに最初から犯人が怪しかったのだが、「推理小説のラストで犯人は嘘をつかない」というルールに基づいて読んでいたので、最後まで犯人を確定できずに読んでいた。
犯人の視点で、「自分はやってません」という風な感じで書かれると、簡単にだまされるなあと思った。


続編が出てるらしいので、読んでみようと思う。

サウス・バウンド

サウス・バウンド

サウス・バウンド

お父さんが元過激派である主人公11歳のお話。
国に支配される事が嫌いで、役所や警察ともめにもめるのだが、このお父さんは間違っていないところが面白かった。
税金も年金も納めないが、その代わりに国に頼ろうという気はまるでなく、最後の方とか潔かった。
しかも子供に自分の生き方を押し付けず、お前は自分の信じる道を行けと言い放つ。
行き過ぎてるが格好良かった。